当事務所のサービス方針
多くの医療系企業が、赤字に苦しんでいます。原因は、設備や人に対する過剰投資です。とくに医師は、開業する際に、開業コンサルタントを利用することが、多く、彼らの非現実的な事業計画を鵜呑みにして、設備や人材に過剰な投資をして、その結果、苦しい経営を強いられています。当社は、現実的で実践的な事業計画を作成することにより、過剰投資を避け、医療系企業の持続性に貢献しています。
起業後は、健全な経営を実現するために、毎月訪問して会計税務から経営面までトータルサポートします。
クリニック等の経営でもっとも大切なのは、外来患者の売上を診療単価と患者数に分けて分析して、推移を分析することです。
診療単価の改善や患者数の増加について、それぞれに適切な対策を講じます。
とくに大切なのは、患者数です。
診療単価を大きく改善するのは、難しいですが、患者数は経営努力でいかようにもなるからです。
まず、患者数の推移を分析し、減少傾向が見られる場合は危険信号です。
まず、目標となる適切な外来患者数を設定します。これは非常に重要です。一般的な目安としては、1日40人が目安とされています。ただ、診療科目と規模により、目標値は異なります。この目標とする患者数を算出するためには、まず、損益分岐点となる患者数を明確にする必要があります。損益分岐点を超え、適正な利益を確保できるところに、1日の患者目標数を設定します。損益分岐点の売上を診療単価で割ることで、損益分岐点に達するための患者数が算出できます。これよりも20%ほど高いところに、目標患者数をおけば、十分な利益が確保できます。この患者数を目標に、対話の在り方、治療方針、スタッフ対応、広告宣伝対策について継続的にイノベーションをはかっていきます。
患者と向き合う正味の診療時間が、3分を切ると、厚労省の『受療行動調査』によると、患者満足度が著しく低下します。検査結果の確認、カルテ記載といった副次的な作業に必要な時間を含めると、1人当たりの総診療時間は、8~9分は、かける必要があります。患者満足を維持できる診療時間を確保しつつ、収益を確保できる適切な患者数をバランスよく維持することが重要です。
クリニックの直接の目的は必ずしも収益の確保ではありませんが、事業の持続性を高め、地域に貢献し続けるためには、収益性の確保が必要不可欠です。
当事務所の具体的な経営サポート内容
当事務所では貴院の経営改善のため次のようなサポートを実施します。
- 毎月、あるいは、2カ月ごとに訪問して、経営成績、財政状態をご報告して、業績改善のための方策を検討いたします。
- 予算策定支援を通じて、業績、資金繰りの改善点を明らかにします。
- 同業他社比較を行い、課題を抽出します。『TKC医業経営指標(M-BAST)』は、TKCシステムを利用している病医院の財務データを分類、編集したものです。黒字の病院と自社を比較により自社の改善点を発見することができます。また、事業計画を策定する際には、目標値として活用することができます。
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