
工藤聡生
銀行、国際会計事務所勤務を経て開業。資金調達、事業計画による業績向上を支援している。早稲田大学政治経済学部卒、公認会計士・税理士。
工藤聡生
銀行、国際会計事務所勤務を経て開業。資金調達、事業計画による業績向上を支援している。早稲田大学政治経済学部卒、公認会計士・税理士。
業績が悪化すれば、銀行は、よい顔はしません。
しかし、会社側からすれば、業績が悪いときほど、銀行からの資金支援が必要です。
業績が悪化した場合には、銀行に対してどう折衝すればよいのでしょうか?
『情報提供量を増やして返済能力のあることをわからせる』というのが資金調達の鉄則です。
業績が悪化した場合にも、この原則は当てはまります。
業績は落ちているのですから、だまっていれば相手は、さらに悪い方に解釈します。
それをさけるには、積極的に情報を提供したほうが、よいのです。
業績悪化の原因とそれに対する対策を明確に説明してください。
業績分析は、商品、顧客、組織・体制の観点から、切り込むのがコツです。
具体的な、記述例を挙げましょう。
対策も具体的に記述します。
具体例を挙げます。
対策は、数字を織り込んで具体的に記述してください。
記述が具体的であればあるほど、説得力は増します。
業績が落ちたということは、ネガティブ情報ですが、その原因を明確に説明し、対策を示さなければ、印象は、さらに悪くなり、融資審査は不利になります。
会社の業績を把握できていない、ダメな経営者というレッテルを貼られてしまいます。
それに対して、ネガティブな情報を詳細に記述し、かつ、対策を明確にすれば、金融機関の理解と支持を得ることはできます。
明確な対策を講じる経営者と思ってもらえるからです。
とくに、信用保証協会等の公的な融資は、『救い上げよう』という意識が強いので、業績悪化原因と対策を明確に記述することによって、融資の成功確率は格段に改善します。
なお、業績分析は必ず、文章にして渡してください。
銀行マンにいくら、口頭で説明しても、伝わりません。
融資審査は、書面審査です。
最終的な意思決定者である、支店長や本部は、書面に基づいて決裁します。
渉外担当の営業マンは、時間がないので業績分析を詳しくは書いてはくれません。
そもそも銀行マンは、意外に文章が下手です。
会社が書いて渡すしかないのです。
かならず、文章にして渡すようにしてください。
文書で渡すことにより、その文書は、稟議書に添付され、確実に、融資審査で考慮してもらうことができます。
さらに、経営計画という形で、将来の数字計画とあわせて、改善案を提出すればさらに効果があります。
銀行マンは、数字が好きですので、印象はさらによくなります。
ただ、そこまでの時間がなければ、A4一枚でも結構です。なにも提出しないよりは、はるかに説得力があります。
general
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