創業融資で借りづらい業種はありますか?

この記事の著者

工藤聡生 
銀行、国際会計事務所勤務を経て開業。資金調達、事業計画による業績向上を支援している。公認会計士・税理士。京都大学法学部。

創業融資において借りやすい業種、借りることが難しい業種があれば教えてください。
友人がIT系で創業したのですが、日本政策金融公庫で断られてしまいました。
友人はITだからだめだったのではないかと言っていました。
わたくしもIT関連で起業しようと考えているので不安となり、ご質問させていただきました。

創業融資の対象となっていない業種はありますが、金融、性風俗等々、極めて限られています。
通常は、業種によって不利な取り扱いを受けることはありません。
創業融資は、国の予算を使って開業支援をしている制度なので、業種によって不公平な取り扱いはできないのです。
基本的には、資金使途と返済財源をきっちりと説明できれば、創業融資はどんな業種でも借りることができます。
厖大な時間をかけて創業計画書や資金繰り表を作成するのはそのためです。

資金の流れについて理解してもらうためには、ビジネスの流れについてもわかってもらう必要があります。
融資の審査担当者は、あらゆる業種に精通しているわけではありません。
とくにITについては詳しい人はいません。
ビジネスの流れがよくわからなければ、当然に審査担当者は資金使途や返済財源に不安をいただきます。
よくわらないものに不安をいだくのは人間の一般的心理です。
『何にお金を使うのだろうか?』
『本当に売上はたつのかな?』
審査担当者は、資金使途や返済財源に確信を持てなくなります。
ですので資金使途や返済財源について審査担当者を納得させるためには、その前提としてそのビジネスの基本について理解を得る努力が必要となってきます。
ご友人の場合には、ビジネスがやや複雑でその説明を十分にしなかったためにこういった不安をもたれてしまったのでしょう。

わたくしどもは多くのIT企業の創業のお手伝いをしましたが、ITだからといって借りづらいということは一度もありませんでした。
ただ、ITなどの場合は、ビジネスの流れが複雑なので審査担当者が不安を持ち断わられるということがあるので、フロー図などをつかってビジネスの理解を得られるように努力しました。
決して手の込んだフロー図ではありません。

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